潮風〜明日を夢見て〜

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説明

作詞家CHIHIRO CARMELによる書き下ろしを、HK WILLOWが歌うもの

歌詞
潮風 HK.willow

砂浜の砂に
足をとられて歩いた日々

ミュールにスニーカー、
ときには裸足で

遠い日に母に選んでもらった靴を

小さな玄関に並べて
笑い合った貴方は
もういない

春には桜
夏には花火
秋にはリンゴ狩り
冬には書き初め

たくさんの季節のページに
たくさんの笑顔と
家族のピースサイン
世代を超えた笑顔が花開いた

あるありふれた
暑い夏の夜
私は呑気に 映画を観た日に

深夜のベルで
世界が変わった

たくさんの思い出のページ
開くには辛すぎて
長い間埃を被った

1日の終わりに
あなたと話した
笑い話や 失敗談を
優しく聴いてくれる
そんな人なかなかいないよ

ママも旅立ち
あとはパパだけ
パパは遠い海を眺めて
私には無関心

パパの理想に見合った娘に
なろうと努力したけど
世界は広くて
上には上がいる

ママと過ごした
刺繍や編み物
ステンシルやお菓子作り

そんな時間は
私にはなくなった

映画や旅や
演劇や創作

都会の電車の
揺れるスピードに
踏ん張って立っているうちに
色んな宝物 落としてきたよ

たくさんの海
湘南、閖上、松島、広島、アメリカ
仲間や友人 恋人と行ったけど
どうしても心ここにあらず

あなたが眺めていた
瀬戸内海を
船の上から見たいよ

鴎が飛んで
夕暮れが 群青色に変わった
岸部も遠ざかる

さよなら故郷
思い出の広島

元気にしてるか

潮風とともに
空耳に決まってるのに
あなたの声がした

優しい瞳で 私を包んだ
あなたのまなざしを
どこを探しても
見当たらないよ

あなたに似た人
街で見かけたら
懐かしくて 振り返ったけど

そんな私を
受け止めてくれる人は
どこにもいなかった

たくさんの星を見上げて
ひとり涙しても
泣いても現実は
何も変わらないよ

だから私は
前を向いて
知らない知識を 詰め込んだ
パパの理想に
近づくために

色んなことが
出来る様になると
世間は私に冷たかった

教えて お兄ちゃん
私は何か間違ったの?

潮風に そう囁いてみる

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